美味しいお茶…
おしゃれで可愛らしいスイーツ…。
ちょっぴり贅沢で非日常感を味わえる“アフタヌーンティー”。
ホテルで提供されているイメージですが、最近ではカフェなどで提供しているお店もちらほら見かけるようになりました。
少し身近な存在になってきたアフタヌーンティーですが、食べ方やマナーについて気になっている方も多いのではないでしょうか。
お店に行ってから食べ方やマナーを知らずに恥ずかしい思いをするのは避けたいですよね。
そこで、この記事ではアフタヌーンティーの食べ方について詳しく解説していきたいと思います。
【この記事のポイント】
✓アフタヌーンティーの基本メニュー
✓アフタヌーンティーの食べ方
✓気軽に楽しめるアフタヌーンティーのお店
そもそもアフタヌーンティーとは

当初は小腹が空いた時間にパンやお茶を飲みながら仲間たち同士で話し合っていたようです。
その後、高級なティーセットを使うようになり、社交パーティーなどで出されるようになったことからマナーが生まれたとされています。
アフタヌーンティーの基本メニュー

お店によって出てくるメニューが異なる場合もありますが、基本構成は同じなのでご安心ください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
飲み物
まずは飲み物です。イギリス発祥のため紅茶が一般的ですが、セイロンやダージリンなど種類はたくさんあるものです。
何を選べばいいのか分からない場合は、お店のスタッフに相談してみましょう。
その時の気分や料理に合ったものを提供してくれるはずです。
ちなみに、紅茶以外にもコーヒーやジュースなどのドリンクを提供しているお店も近年では増えてきています。
一点、注意したいのが「ジャグ」と呼ばれるポット。
ジャグは時間が経って濃くなった紅茶を薄めるためのお湯が入っているだけなので、紅茶が入っていると勘違いしないようにしましょう。
ケーキスタンド
アフタヌーンティーのメインと言えば、ケーキスタンドですよね。一般的には3段で構成されていることが多く、下段からサンドイッチ、スコーン、スイーツ・ケーキとなっています。
しかし、お店によっては順番が違ったりフィナンシェなどの別のお菓子が置かれていることもあるので一概にはいえません。
アミューズ
飲み物やケーキスタンド以外にも、アミューズと呼ばれるおまけの食事が出ることもあります。一般的にアミューズは、サラダやスープ、ピクルスなどが出ることが多いですが、お店によって異なるので気になる方はHPなどで確認するようにしましょう。
アフタヌーンティーの食べ方は手?フォーク?

好きな物から食べたいところですが、味の薄いものから食べるのが一般的なマナーです。
そのため、下段のサンドイッチ⇒中断のスコーン⇒上段のスイーツ・ケーキの順番で食べるのが好ましいでしょう。
また、手で食べるのかフォーク&ナイフを使うのかなどもメニューによって異なるので、それぞれの食べ方についてお伝えしていきます。
サンドイッチ
サンドイッチが一口サイズの場合は、直接手で食べて問題ありません。また、紙ナプキンなどが添えられていたり巻かれていたりする場合は、そのまま食べるようにしましょう。
しかし、一口で食べきれない場合は、お皿に取り、ナイフで半分に切ってからフォークで口まで運びます。
スコーン
スコーンは手で食べやすい大きさに割ってから食べるようにしましょう。割らずにそのままかぶりついたりナイフで食べるのはマナー違反になります。
しかし、小さく割りすぎるとボロボロこぼれてしまうので、適度な大きさに割るようにしましょう。
※ナイフを使わない理由
スコーンの由来は、スコットランド王に王冠をかぶせる儀式に使われていた椅子の土台と言われていることから、ナイフを使うのはNGとされています。
スイーツ・ケーキ
スイーツやケーキは一口サイズにカットされていることがほとんどです。そのため、手で食べられるものは手で食べて、スイーツに合わせてフォークやナイフを使うようにしましょう。
【練習方法】アフタヌーンティーの食べ方に不安がある…。

そのため、アフタヌーンティーの食べ方に不安がある方は、当日までに自宅などで練習するのも良いでしょう。
ここでは、自宅で簡単にできる練習方法をお伝えしていきます。
とはいえ、アフタヌーンティーには食べ方やマナーが決まっていますが、一番大事なのは食事を楽しむことです。
もともとは、イギリス貴族のティータイムから始まったアフタヌーンティー。
ゆるくのんびりと優雅に過ごしてみてください。
ナイフとフォークの使い方
アフタヌーンティーのサンドウィッチは、お店やホテルによってサイズが異なり、基本的にはフィンガーサンドウィッチという一口で食べられるサイズになっています。フィンガーサンドウィッチの場合は、そのまま手で食べて問題ありませんが、少し大きいサイズの場合は、ナイフとフォークを使って取り分け、食べやすい大きさにカットする必要があります。
■ナイフとフォークを使ったサンドウィッチのカット方法
➀サンドウィッチをカットする際は、ナイフを軽く添え、フォークを一番下のパンまで突き刺します。
➁フォークを突き刺したまま、ナイフで一口サイズにカットし、軽くナイフを添えながらサンドウィッチを口へ運びます。
日本ではナイフとフォークを使う機会が少なく、慣れるまで難しく感じるかもしれませんが、少し練習すればすぐに上手くなります。
また、アフタヌーンティーのサンドウィッチにはキュウリが入っていることが多いので、キュウリがはみ出さないように食べるのがポイントです。
スコーンの食べ方
アフタヌーンティーの基本メニューであるスコーン。カフェなどでたまに見かけますが、普段から食べているという方は日本では少ないはずです。
基本的に、スコーンはナイフでカットするのはNGなので、手で半分にちぎるようにしましょう。(※スコーンが硬い場合は、ナイフを使ってもOK)
この時、菓子パンを半分にする感じではなく、上下に二枚卸のようにカットするのがポイントです。
そして、半分にカットしたスコーンにジャムやクリームを塗って手でいただきます。
スコーンは、ボロボロと崩れやすく食べるのが難しいので、時間があれば一度練習しておくことをおすすめします。
カップとソーサーの使い方
アフタヌーンティーでは、基本的にカップとソーサーがセットで提供されます。紅茶の飲み方で注意したいのは、スプーンの位置です。
日本ではスプーンの位置はカップの手前、つまり自分に近い方に置きますが、イギリスではスプーンをカップの奥に置く習慣があります。
これは、カップを持ち上げた際にスプーンが床に落ちないようにするため。
日本では、あまりなじみがないので、一度自宅のティータイムで試してみてください。
食べ方以外!アフタヌーンティー3つのマナー

服装
一般的なアフタヌーンティーのドレスコードは「スマートカジュアル」とされています。つまり、ちょっとカジュアル気味のフォーマルと言ったイメージです。
男性は、シャツにジャケットなド、フォーマルながら少しカジュアルな印象の服装が理想で、女性はワンピースやブラウス、スカートなどが望ましいでしょう。
スニーカーやデニムなどのカジュアル過ぎる服装や、ミニスカートやノースリーズなどの露出の多い服装は、アフタヌーンティーではNGとなるので注意が必要です。
とはいえ、先述したように、これはルールではなくマナーなので、必ず守らなければいけないというわけではありません。
大事なのは“お店に敬意を示しながらオシャレを楽しむ”ということです。
また、ホテルやカフェによっては、ドレスコードが決まってない場合もあるので、その際は事前に連絡して「ドレスコードの有無」を確認すると良いでしょう。
入店後
ホテルなどのアフタヌーンティーでは、入店後に荷物やコートなどをクロークで預かってもらえます。そのため、席には最低限の貴重品だけを持って行きましょう。
カフェなどのアフタヌーンティーでは、基本的にルールはないので「アフタヌーンティーを予約した○○です。」と予約名を伝えるだけで十分です。
しかし、冬場はコートなどの上着が邪魔にする可能性もあるので、お店で預かってもらえるか確認するのが良いでしょう。
ナプキンの使い方
アフタヌーンティーでのナプキンの使い方は、通常の食事とほとんど変わりません。料理が提供される前に膝にかけ、食後は畳まずにテーブルの上に置いて帰るのが基本マナーです。
日本では、ナプキンは畳んでテーブルに行くのが一般的ですが、本場イギリスではナプキンを畳んでしまうと「楽しくなかった」「おいしくなかった」のサインになってしまいます。
そのため、アフタヌーンティーが楽しかった方は、ナプキンは畳まずにふわっとテーブルの上に置いて帰るようにしましょう。
渋谷で気軽にアフタヌーンティー|avan

米粉のチュロスやフィナンシェなど、数多くの米粉スイーツを提供しており、小麦アレルギーの人におすすめです。
さらに、2022年6月よりアフタヌーンティーの提供も開始しました!
ホテルのようなカチッとしているわけではありませんので、お気軽にお立ち寄りください。
■avan
https://www.instagram.com/avan_sweets_/
まとめ
近年、ホテルだけでなくカフェなどの飲食店でも提供されることが増えてきたアフタヌーンティー。食べ方など一般的なマナーはありますが、気軽に楽しみたい方はavanにお越しください。
すべてグルテンフリーメニューになっているので、小麦アレルギーの方にもおすすめです。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。