雄大な自然から“米どころ”としても有名な山形県では、さまざまなブランド米が生産されています。
今回は、そんなブランド米の中でもひと際輝く「はえぬき」にスポットライトを当てていきます。
「はえぬき」とはどのようなお米なのか、他のブランド米とは何が違うのかなど、詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事のポイント】
✓はえぬきとはどんなお米なのか
✓はえぬきの特徴について
✓はえぬきを使った米粉スイーツ店について
「はえぬき」とはどんなお米なのか

「はえぬき」とは、1993年に山形県で開発されたブランド米で、実はセブンイレブンのおにぎりにも使用されています。
そのため、知らず知らずのうちに口にしている方も多いはずです。
それでは、主な産地について解説していきます。
主な生産は庄内地方
「はえぬき」は、山形県の気候と風土に合わせて開発されたブランド米なので、山形県のほぼ全域で作られていますが、中でも有名なのが庄内平野のある庄内地方です。お米作りには重要な3つの要素があります。
➀平らな広い水田があること
➁水不足にならないこと
➂夏の日照時間が多く、昼夜の温度差が大きいこと
このすべての条件を満たした庄内平野は、お米作りに最適な地方です。
日本一長い川として有名な最上川、日本百景にも認定された鳥海山など、庄内平野の雄大な自然のもと作られた「はえぬき」はまさに一級品といえます。
はえぬきの特徴|他のお米との違い

「はえぬき」の主な特徴はこちらです。
・冷めても美味しい
・特A評価ランク常連のお米
・山形県以外でほとんど作られていない
・知名度が低いため安い
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
冷めても美味しい
「はえぬき」は、コシヒカリ・ササニシキ・あきたこまちなどの美味しさを受け継いでおり、甘さ控えめであっさりとした味わいが特徴です。そして、何と言っても魅力は“冷めても美味しい”ということ。
「はえぬき」は適度に水気があるため、冷めても美味しく、また形が崩れにくいことからご家庭はもちろんのこと、コンビニのおにぎりなどにも使用されています。
1粒1粒がしっかりしている「はえぬき」は、多少の水加減間違いはお構いなく、和食から洋食、中華料理などさまざまな料理にマッチする絶品ブランド米です。
特A評価ランク常連のお米
日本には、一般財団法人日本穀物検定協会の専門評価員が試食して評価する「米の食味ランキング」というものがあります。このランキングで、新潟県魚沼産コシヒカリは28年連続で特A評価ランクを獲得しており、「はえぬき」も発売以来23年連続で特A評価ランクを獲得しています。
20年以上も連続で特A評価ランクを獲得しているお米は、魚沼産コシヒカリと「はえぬき 」以外になく、お米の王様「魚沼産コシヒカリ」に引けを取らない美味しさといえるでしょう。
山形県以外でほとんど作られていない
先述したように、発売以来23年連続で特A評価ランクを獲得しているにも関わらず、「はえぬき」のことを知らない方も多いでしょう。それは、もともと山形県の気候や風土に合わせて開発されてお米なので、山形県以外でほとんど作られていないことが理由として挙げられます。
山形県だから作ることができるお米として、かなり貴重な存在といえます。
知名度が低いため安い
「はえぬき」の魅力は、値段の安さ。魚沼産コシヒカリに並ぶ美味しさを持つ「はえぬき」ですが、その知名度の低さから値段が安く出回っていることがほとんどです。
同じ山形県産の「つや姫」と比較しても、5kgで500円~600円前後は安くなっています。
また、山形県では新しく「雪若丸」というブランド米が開発されましたが、値段は高く、「はえぬき」がいかに安いかが分かります。
知名度の低さという理由だけで、これだけ美味しい「はえぬき」を買えるのは、かなりお得といえるでしょう。
はえぬきを使った米粉スイーツが楽しめる「avan」

一番人気は“米粉のチュロス”。
他にも、フィナンシェやアフタヌーンティーなども提供しているので、ぜひお立ち寄りください。
メニューはすべて完全グルテンフリーなので、小麦アレルギーの方やグルテンフリー生活を取り入れている方にもおすすめです。
まとめ
山形県の気候、風土をもとに開発されたブランド米「はえぬき」の主な魅力はこちらです。・冷めても美味しい
・特A評価ランク常連のお米
・山形県以外でほとんど作られていない
・知名度が低いため安い
中でも、23年連続特A評価ランクの獲得はかなり大きな魅力といえます。
まだ「はえぬき」を食べたことない方は、一度購入してみてはいかがでしょうか。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。